丸子川親水公園と岡本公園のもみじ

丸子川は、世田谷区~大田区を流れる多摩川の支流。

かつて(江戸時代~1945年)の六郷用水の一部が整備されて川になった。


源流は世田谷区の大蔵と岡本の湧水で、はじめは仙川と並行して南へ流れる。

水神橋の辺りで仙川から離れ、東南へ向きを変えて、静嘉堂緑地の南~二子玉川尾山台国分寺崖線に沿って流れ、大田区田園調布で多摩川に合流する。


このうち、水神橋付近から静嘉堂緑地の南東の下山橋までの岸辺の道が「丸子橋親水公園」となっている。

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岸辺の道

 

この辺りはまだ上流で、川幅は1メートル前後、水深は数センチ。

水が透き通っていて綺麗だ。

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岸辺は緑にあふれている。

特に静嘉堂緑地の南は、人の立入が制限されている「生物の森」に接していて、樹が倒れんばかりに生い茂っている。

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川辺でカワセミを発見。

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この丸子川親水公園の途中に、「岡本公園」がある。

静嘉堂緑地の森の崖下にある、ひっそりとした公園だ。

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池とささやかな遊具があり、だいたいいつも、一、二組の親子が遊んでいる。

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良い雰囲気の竹林もある。

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しかし、岡本公園で何といっても見事なのは、晩秋のもみじだ。

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岡本一帯は、もみじで有名。

江戸時代後期、岡本の隣の瀬田の高台にある行善寺から多摩川方面を眺めた風景八景が「行善寺八景」と呼ばれた。

八景とは、「瀬田黄稲」「大蔵夜雨」「登戸晩鐘」「富士晴雪」「川辺夕烟」「吉沢暁月」「二子帰帆」、そして「岡本紅葉」。

 

「岡本紅葉」は、たぶん、静嘉堂緑地(別名「岡本もみじが丘」)の紅葉をさしている。

行善寺の境内裏からは静嘉堂緑地の丘がよく見える。

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行善寺の境内裏から
右奥に少し赤く色づいて見える森が静嘉堂緑地

 

でも、紅葉は、岡本公園の方が綺麗だと思う。

岡本公園の紅葉は、赤の色が深いのだ。

崖下の環境が、紅葉の色づきや、見た時の印象に影響しているのだろうか。

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岡本公園の奥にあるのは「民家園」。

江戸時代後期の農家を近隣から移築してきて公開している。

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農家の主屋と土蔵と門だけがある小規模な民家園だが、毎月のように季節の行事が行われていて、静かながら活気がある。

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5月、コロナウイルス流行により中に入れなかったが、屋根の向こうに鯉のぼりの吹き流しが見えた

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7月の七夕

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10〜11月の菊展

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10月、葉っぱで作ったコオロギが飾られていた

 

七夕の頃に訪れた時、母屋の前をうろついていたら、「願い事、書いていってください」と管理人のおじさんに呼び止められた。

願いはいろいろあったが、しばし考えて一つに絞り、短冊に書いて笹に結んだ。

何を書いたかは秘密である。